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2026年10月18日日曜日

【コラム】上野バイク街の栄枯盛衰|昭和の熱気と「検問・駐車規制」、そして平成の愛すべき(?)お店たち

 80年代バイク青春記にも登場します、上野バイク街について、触れておきたいと思います。

 バイクの購入はもちろんのこと、ヘルメットや、個人売買で手に入れたマフラーを交換する際の、ガスケットや、立ちごけで折れてしまうレバー、ジャケット、ブーツ、グローブなども揃えました。

 懐かしさ満載です!


第1章:昭和〜平成初期、空前の熱気に包まれた「上野バイク街」のリアル

かつて、東京・上野の「昭和通り」沿い(上野7丁目から入谷・北上野周辺)は、日本全国のライダーにとって紛れもない「聖地」でした。

週末になれば、関東近郊はもちろん、遠方は関西や東北ナンバーのバイクまでが吸い寄せられるように集結。昭和通りの両脇には、数十台・数百台というバイクがずらりと路肩や歩道を埋め尽くし、ヘルメットを抱えた若者やライダーたちで歩道が歩けないほどの熱気に溢れていたのです。


画像はイメージです


①「右を見ても左を見てもコーリン」の異次元空間

その象徴が、言わずと知れた「光輪モータース(コーリン)」。 単に1つの大きなビルがあるのではなく、「ヘルメット館」「ウエア館」「パーツ館」「中古車館」「オフロード館」「外車館」…と、数十メートルおきにジャンル別の専門館が細かく分棟されて立ち並んでいました。 昭和通りを歩けば、どこを向いてもあの黄色と黒の「CORIN」の看板が視界に入り、まるで街全体がコーリンのテーマパークのよう。店内に入れば、天井まで届きそうな棚にヘルメットやジャケットがぎっしり積み上げられ、独特の革とオイルの匂いが充満していました。

②「上野に行けば何でも揃う」宝探し感

コーリンだけでなく、SP忠男、SCS、アスカモータース、ハコーオートをはじめ、中小のパーツショップや整備工場、中古車店が約70〜80店舗もひしめき合っていました。 メーカー廃盤になったレアパーツ、海外直輸入品、激安のアウトレット用品、怪しい(?)ノベルティグッズまで、「上野で探して無ければ日本中どこにも無い」と言われるほどの品揃え。店頭で店員と値切り交渉をしたり、見知らぬライダー同士で「そのマフラーどこの?」と会話が始まるなど、ただ歩くだけでワクワクする「大人の秘密基地」だったのです。


第2章:なぜ「聖地」は消えたのか?〜知られざる衰退の真実と重なった包囲網〜

あれほど熱狂的だった上野バイク街が、1990年代後半から2000年代にかけて急激に姿を消していった背景には、単なる「ブームの終わり」だけではない、ライダーを追い詰めた複数の“包囲網”がありました。

① HY戦争の終息と「三無運動」による若者離れ

80年代のレーサーレプリカブームを牽引したホンダ・ヤマハの「HY戦争」が落ち着くと、バイク市場自体が急速に成熟・縮小へ向かいました。さらに、高校などでの「三無運動(乗らせない・取らせない・買わせない)」の徹底や、原付ヘルメット着用義務化(1986年〜)により、次世代の若者ライダーという「血」が途絶えていったのです。

②【第一の刺客】国道4号・上り「首都高入口手前」の警察検問

上野を目指すカスタム好きライダーにとって最大の関門だったのが、国道4号線(昭和通り)上りの首都高上野入口手前や入谷周辺で頻発していた警察の一斉検問・取締りです。 マフラーの爆音、ナンバーの角度、ハンドルの変更、ウインカーの大きさなど、当時の警察は「上野に集まるバイク=違法改造の宝庫」と言わんばかりに待ち構えていました。パーツを買って意気揚々と帰る途中に捕まるライダーも多く、「上野=警察の目が厳しくてヒヤヒヤする街」というプレッシャーがライダーの足を遠のかせる心理的要因になりました。

③【決定打】2006年「道路交通法改正」と放置駐車の厳罰化

上野バイク街にとどめを刺したのが、2006年6月の道交法改正です。緑の制服を着た「駐車監視員」が登場し、バイクも例外なくわずか数分の停車で即ステッカーを貼られる時代に突入しました。 それまでの上野の最大の魅力は「自分の愛車でサッと乗り付け、店頭に横付けして買い物を楽しむ」こと。しかし、周辺にバイク専用の大型駐車場が整備されないまま取締りだけが激化したため、ヘルメット試着やパーツ選びどころではなくなってしまったのです。

④ 郊外型メガショップとインターネットの台頭

「駐禁を切られるリスク」と「警察の検問」に嫌気がさしたライダーたちの受け皿となったのが、郊外の幹線道路沿いに相次いで誕生した「2りんかん」「ライコランド」「ナップス」などの大型量販店でした。広大な無料駐車場を備え、クルマでもバイクでも気軽に行ける郊外店へ客足が一気に流出。 さらにネット通販やヤフオクの普及が「わざわざ上野まで足を運ぶ理由」を完全に無くし、2008年の光輪モータース破産(負債約161億円)によって、上野バイク街の時代は完全に幕を下ろしました。

…と、ここまでは真面目な歴史の話。しかし、平成後半の上野には、まだ“昭和のゆるさ”を残した凄まじい店があったのです


第3章:平成〜現代に残る「上野のリアル」と私の実体験

  • 大半の店舗が消えていく中、今も営業を続ける老舗(SCSやハコーオートなど)の存在。

  • 【実録エピソード】10年ほど前、ハコーオートで起きた珍事件

    • 初来店なのに商談途中で店長が「銀行行ってくる」と離脱、なぜか自分が店番をすることに(笑)。

    • 店長の人柄は抜群に良いものの、納車されたバイクはまさかの状態で「30万円ドブに捨てた」苦い(?)思い出。

    • 3輪バイクのタイヤ交換を黙々とこなす店長の姿と、どこか昭和の風情を残す大らかな空気感。


第4章:消えた街並みと、今も胸に残るライダーたちの「青春」

  • 30万円の勉強代も、今となっては酒の肴になる最高の笑い話。

  • 上野バイク街は姿を変えたけれど、当時の熱気や個人店の人間味は、今も私たちの記憶の中で生き続けている。


おわり


【80年代バイク青春記】庭に400ccが鎮座!?「捨ててきなさい!」から始まったVF400FとOVER集合管の日々 をご覧になりたい方はこちらへ



2026年10月16日金曜日

【4コマ】なぜか追い越し車線を譲らないセダンとの不毛な攻防

 分かりました!4車線の片側2車線道路で、じじいセダンと絡んじゃう理由が。。。

4コマ漫画にしてみましたので、ご覧ください。

下に、解説もあります。


4コマ漫画『片側2車線の攻防』



4コマ漫画『片側2車線の攻防』コマ別解説

【1コマ目】信号待ちの違和感

  • 状況: 片側2車線の信号待ち。第一車線(左)のピンクの軽は停止線ぴったりにビシッと停車。一方、第二車線(右・追い越し車線)のセダンは、なぜか停止線の車1台分以上手前でポツンと停車。

  • 解説: すべての始まりはここから。右車線を走っているのに停止線のかなり手前で停まるという、絶妙な「運転のクセ」が不穏な空気(スタートラインのズレ)を生み出します。

【2コマ目】青信号スタートとデンジャラスゾーン

  • 状況: 信号が青になり、スムーズに先行する自分。するとセダンが慌てて加速し、こちらの右斜め後ろ(サイドミラーの死角ゾーン)にヌッと張り付いてくる。

  • 解説: 抜き去るでもなく、後ろに引くでもなく、一番危険で見えにくい「死角ビタ付け」ポジションをキープされる地味な恐怖。謎のプライドが垣間見える瞬間です。

【3コマ目】路上停車と賢い大人な選択

  • 状況: 前方の第一車線に路上停車車両が出現。右に車線変更したいのに、死角のセダンが邪魔で入れない!

  • 解説: ベタ踏みで前に出る選択肢もありつつ、「こんなやつ相手に無駄なガソリン(とストレス)を使うのはアホらしい」と判断。スッとアクセルを抜いて大人しくやり過ごす、スマートで賢いドライバーの神対応です。

【4コマ目】衝撃のオチ(ずっこけ結末)

  • 状況: 障害物をかわして右に入り、また左に戻った直後……なんと前方のセダンが左ウインカーを出して速攻で左折!

  • 解説: 「そこ左折するんかい!!じゃあ最初から左車線を走っとけよ!!」と盛大にズコーッとなるオチ。周囲の流れを無視したマイペース運転に呆れつつも、笑ってしまう結末です。


追い越し車線を走り、信号待ちではなぜか停止線のかなり手前に停まるセダン。 青信号でスムーズに出ると、なぜかムキになって加速し、こちらの右斜め後ろの「一番嫌な死角ゾーン」にぴったり粘着……。

前方の停車車両を避けるためにアクセルを抜いて大人しく譲ってあげたら、なんとその先の交差点で左折していきました。

「頼むから最初から左車線を走っといてくれー!」とツッコミたくなる、ドライバーあるある日常コントです(笑)。

早く、退場して欲しいです。


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2026年10月15日木曜日

【コラム】「最近、道が空いてない?」交通量減少のリアルと、これからの車社会

 最近の道路事情を見ていて、「昔に比べて道が空いてきたな」「車の流れが変わったな」と感じることはありませんか?

実はこれ、単なる気のせいではなく、社会構造の変化がハッキリと道路の上に現れている結果なんです。今回は、「交通量の減少」と、切っても切れない「高齢化に伴う交通手段の変化」についてコラム風にまとめてみました。

昔ほど車が走らなくなった?「交通量減少」3つの背景

国道や幹線道路を走っていて「かつての渋滞が嘘みたいだ」と感じる場面が増えました。この交通量減少には、大きく分けて3つの要因が絡み合っています。

  1. 若者の「車離れ」と人口動態の変化 地方でも若年層の人口減少が進み、そもそも運転する絶対数が減っています。また、カーシェアの普及や「車を所有しない価値観」の定着により、自家用車の保有台数そのものの伸びが頭打ちになっています。

  2. 働き方と物流の構造変化 リモートワークの定着やオンライン会議の日常化で、平日のビジネス移動(営業車や通勤車)が減少しました。また、ネット通販(EC)の爆発的な普及により、個人が買い物のために車を出す回数自体が減り、代わりに効率化された配送トラックがカバーする構造へシフトしています。

  3. 高齢ドライバーの「運転機会の縮小」 高齢化が進む中で、かつてのように「毎日車で遠出する」という層が減り、ご近所の買い出しや病院通いといった必要最小限の移動に絞られてきている点も影響しています。

免許返納と「高齢期の移動手段」はどう変わっていくか

交通量が減る一方で、切実なテーマとなっているのが「高齢期の移動手段をどう確保するか」です。

長年車に乗ってきたドライバーにとって、いきなり「免許返納=徒歩生活」となるのは現実的ではありません。そこで近年、ライフスタイルや年齢に応じたスマートな移行パターンが見えてきています。

① 「部分的な手放し(車種限定)」という選択

「四輪の運転は幅寄せや取り回しが不安になってきたけれど、完全に足を失うのは困る」という場合、普通自動車の運転権限だけを返納(一部取消)し、原付や二輪の免許を残すという戦略的な選択をする人が増えています。

② マイカーから「機動性の高い二輪・パーソナルモビリティ」へ

四輪車から125ccクラスの小型スクーターや、軽量な50cc原付(スーパーカブなど)へ乗り換えるパターンです。

  • メリット: 維持費が圧倒的に安く、狭い道でも取り回しがラク。駐車場にも困らない。

  • 補完: 重い荷物や定期的な買い出しは「生協(コープ)の宅配」などを活用し、日常のちょっとした外出だけを二輪でカバーする。



画像はイメージです

③ 80代・90代に向けた「ソフトランディング」

さらに年齢が上がり、二輪の運転も厳しくなってきた段階では、電動アシスト三輪車やシニアカー、乗合タクシー、公共交通へとスムーズにバトンタッチしていく流れが理想とされています。

おわりに

道路の交通量が減っているのは、日本社会が「無理に自家用車を走らせなくても成り立つ仕組み」へと緩やかに変化している証拠でもあります。

「車を降りたらどこにも行けない」と身構えるのではなく、ネット宅配などの便利なサービスと、自分に合ったコンパクトな移動手段(軽二輪・原付など)をうまく組み合わせること。それこそが、これからの高齢化社会を賢く、自由に生き抜くキーポイントになりそうです。



2026年10月14日水曜日

【80年代バイク青春記】立ちゴケでレバー大空舞う&「気を付けて乗れよ」神対応の担任教師

 バイト代はすべてガソリン代とパーツ代へ消えていく日々。友人に誘われて引っ越しのアルバイトにバイクで向かったものの、現場でまさかの立ちゴケをぶちかます。 「スコーン!」と遥か彼方へ飛んでいくクラッチレバー。車体からは緑色のラジエター液がポタポタとおもらし…。短くなった指1本分残ったレバーを必死で握りしめて帰宅したのも、今となっては笑い話だ。(その後、何本ものスペアレバーを折っては交換することになる)。

友人と奥多摩の峠に繰り出し、バリバリマシン世代の熱気を肌で感じつつも「俺ってセンスないな〜」なんて苦笑いしていた高校3年の初秋。ついに運命の時がやってくる。

仲間3人が同時に担任に呼び出されたのだ。「バイクだな…停学か?まさか退学か!?」と腹をくくり、全身ガチガチで向かった僕らに、担任が放った一言。

「お前ら、バイクの免許取ったんだってな〜。……だめじゃないか〜、気を付けて乗れよ。」

思わずズッコケそうになるほどの神対応に、肩の力が抜け落ちたのを覚えている。

その後、VF400Fはワンボックスカーとの事故により廃車となり、僕の高校時代のバイクライフは一旦幕を閉じた。しかし、あきれながらも見守ってくれた親や先生、一緒にバカをやった友人と駆け抜けたあの濃密な青春は、大学時代の新たなバイクライフへと引き継がれていくことになる――。




ー高校編完結ー

※記事はすべて実話に基づいています

(【80年代バイク青春記】庭に400ccが鎮座!?「捨ててきなさい!」から始まったVF400FとOVER集合管の日々 に戻る)


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【80年代バイク青春記】庭に400ccが鎮座!?「捨ててきなさい!」から始まったVF400FとOVER集合管の日々

 教習所を無事に卒業し、親に一切内緒で購入したのが「ホンダ VF400F」。 ある日突然、家の庭に見慣れぬ400ccのバイクがドーンと置かれているのを発見した母親の開口一番は、怒号ではなく呆れ果てた一言だった。

「ダメじゃな〜い、危ないから捨ててきなさい!」

まるで路地裏で拾ってきた野良猫のような扱いに苦笑いしつつも、なんとか死守。 さっそく工具を手に庭で「トンテンカン!」と手作業でOVER製の集合管とハリケーンのセパハンに換装した。純正の静けさから一変、OVERらしい「フォーーン!」というV4特有の乾いた重低音が響き渡る。そのまま近所の河川敷へ繰り出し、爽快な秋風を切って走ったあの瞬間の「本当の自由」は今でも忘れられない。

当時は情報収集も一苦労で、『月刊オートバイ』誌(太田さんの記事が大好きだった)の読者コーナーに質問ハガキを投稿して紙面に掲載されたときは大興奮したものだ。 パーツ集めも一苦労で、同誌の「売ります買います」コーナーに往復ハガキを送り、個人売買をとりつけた。当時は宅配便なんて手軽なものはなく、上野のバイク街で待ち合わせて直接パーツを買い取り、大事に抱えて帰ったのも良い思い出だ。




※記事はすべて実話に基づいています

(【80年代バイク青春記】立ちゴケでレバー大空舞う&「気を付けて乗れよ」神対応の担任教師 に続く)

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【80年代バイク青春記】「3ない運動」の全盛期!原付免許と両手両足包帯、そしてハッタリの教習所

 高校1年の秋、世はまさに「3ない運動」の真っ只中。しかし、バイクへの憧れを抑えきれなかった僕は、学校をサボってこっそり原付免許を取得した。

念願の風を感じて走る爽快感を手に入れたものの、その代償はすぐにやってくる。夏休み、ノーヘル・半袖サンダルという当時の無知ゆえのスタイルで派手に転倒。全身すり傷だらけになり、両手両足、包帯ぐるぐる巻きの「衛生兵」状態で登校する羽目になった。(幸い、担任にはバイク事故だとバレずに済んだのだが…)。

そんな恐怖も喉元を過ぎれば熱さを忘れるもので、高校2年の秋には中型免許(現・普通二輪)への欲求が爆発。 教習所の受付で「都内の私立高校に通っていまして…」と乾いたハッタリをかまし、見事に入所を果たす。教習車のCBR400Fに揺られながら、僕の頭の中は次に乗る「相棒」のことでいっぱいだった。




※記事はすべて実話に基づいています

(【80年代バイク青春記】庭に400ccが鎮座!?「捨ててきなさい!」から始まったVF400FとOVER集合管の日々 に続く)


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2026年10月13日火曜日

【解説編】車関係の理不尽なトラブルに遭遇したとき、感情的にならず「事実と仕組み」でスマートに対処する防衛術

さて、【連載】理不尽なプロを沈黙させた男の「スマートな防衛術」全3話をご覧いただきました。

いかがだったでしょうか?

数々の店舗側の理不尽な対応に、その場でいちいち対峙する必要はありません。

スマートに、身体の負担にならずに対処する方法を、解説編にて、ご説明いたします。

 

【解説編】車関係の理不尽なトラブルに遭遇したとき、感情的にならず「事実と仕組み」でスマートに対処する防衛術

愛車のメンテナンスや修理、購入などでカーショップやディーラーを利用する際、不誠実な対応や作業ミスのせいでモヤモヤした経験はありませんか?

「言っても無駄かも」「感情的に怒鳴るのも嫌だし…」と諦めて泣き寝入りしてしまう方も多いかもしれません。

しかし、トラブルに直面したときこそ、感情的にならず冷徹に「事実」と「正当な仕組み」を使って筋を通すことが最も有効です。

ドラマ編でご紹介した事例を元に、トラブルをスマートに解決し、自分の快適な時間を守るためのポイントを解説します。

ポイント1:自分の生活・快適さを最優先にし、深追いしない

ディーラーのホイール傷問題では、100万円規模の正当な請求を突きつけた一方で、ご自身はわずか3ヶ月後にはさっさと次の車に買い替えていました。

トラブルの相手に自分の貴重な時間やメンタルを奪われ続けるのは非常に勿体ないことです。最後は時効直前に「メール一通で『クローズ』で」と幕を引き、相手に強烈な教訓を残しつつも自分自身はノーダメージで次のカーライフへ移行する。これこそが「勝負に勝って試合を降りる」スマートな防衛術です。

ポイント2:「個人批判」を避け、「店舗・構造の矛盾」を事実で突く

ガソリンスタンドの件のように、過剰な保険勧誘やオイル放置の作業ミス、果ては虚偽のキャンセル処理など不誠実な対応をされた際、スタッフ個人の人格を暴言で攻撃しても意味がありません。

有効なのは、以下のアプローチです。

  • 感情論を一切排除し、「動かせない事実」だけを整理する

  • Googleマップなどの公のプラットフォームや本部アンケートを通じ、実名で客観的な事実(提供価値と実態の乖離)のみを淡々と告発する

事実に基づいた正当な指摘であれば、相手がどれだけ保身を図ろうとしても弁護士や運営本部に逃げ道を塞がれます。結果として相手側が自律的な正当な代償を払うことになります。

まとめ:理不尽に負けない3大原則

  1. 感情的にならず、「事実」だけを武器にする 怒鳴ったり感情論になった時点で相手に逃げ道を与えてしまいます。何が起き、何が矛盾しているのかを冷静に整理しましょう。

  2. 「店舗・組織の品質と事実の乖離」にフォーカスする 個人攻撃ではなく、お店のサービスの事実と不手際を突くのが法論理的にも最強のカウンターになります。

  3. 自分の「心地よい領域」を最優先にし、サクッと走り去る 相手を追い詰めること自体が目的ではありません。納得がいった時点でサクッと関係を絶ち、自分自身は次の快適な暮らし・カーライフを楽しむ姿勢が大切です。






終わり

【連載】理不尽なプロを沈黙させた男の「スマートな防衛術」全3話を再度ご覧になりたいからは、こちらから。